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ホームページ作成会社の種類と選び方

ホームページ作成はどこに依頼すればいいの!?ホームページの目的から最適な依頼先を選ぶ方法を解説します。

ホームページ作成会社の種類と選び方

ホームページ作成を依頼したいけれど、どの会社に依頼すればいいのか迷ってしまうことはありませんか。ホームページを作成する会社はたくさんありますが、目的や予算に合った依頼先を選びたいものです。ミスマッチな会社を選んでしまうと、余計な費用がかかってしまったり、折角お金と労力をかけてつくったホームページが、役に立たなかったりすることもあります。ホームページ作成を依頼できる会社の種類と特徴を理解して、最適な依頼先を見つけてください。
ここでは、ホームページの目的と規模を軸にして、最適なホームページ作成会社を選ぶ方法を解説します。

目次

  1. ホームページ作成を依頼できる会社
  2. ホームページ分類の軸
  3. ホームページの分類とおすすめの依頼先
  4. ホームページ作成の依頼先を選ぶポイント
  5. まとめ

ホームページ作成を依頼できる会社

ホームページ作成を依頼できる会社にはいろいろあります。まずは、ホームページ作成をお願いできる依頼先と、それぞれの特徴をご紹介します。

広告代理店

実作業よりも集客施策の立案が得意

広告代理店は、主に広告の企画、運用代行を行います。広告代理店の手掛けるホームページは、ウェブ広告を行うことが前提となっていることが多く、集客が強みだと言えます。広告代理店によってはウェブ広告に限らず、様々な媒体と連携したプロモーションを企画することもできます。

広告代理店は広告の企画は得意ですが、ホームページ作成や広告の運用作業自体は外注することもあり、費用に中間マージンがかかることがあります。

広告代理店のメリット、デメリット
 〇 広告などの集客施策が得意。
 〇 他媒体との連携ができる会社がある。
 × 実作業が外注のため中間マージンがかかることもある。

ホームページ作成会社

会社によって得意分野がある

ホームページ作成会社は、主にホームページの企画、設計、作成、運用管理を行います。企画費用や進行管理費用はかかりますが、ホームページ作成に関することを総合的に請け負えます。ホームページ作成会社と一口に言っても、いろいろな特徴を持った会社があります。コーポレートサイトやECサイトなどのホームページの種類に特化した会社もあれば、特定の業種を得意としている会社もあります。また、CMS(コンテンツマネジメントシステム)によるホームページ構築を得意にしている会社やSEOなどのウェブマーケティングを得意にしている会社もあります。小規模なホームページ作成の場合、ページ構成などをテンプレート化して低価格を売りにしているサービスもあります。ホームページの目的に合った得意分野を持つ会社を選ぶと良いでしょう。

ホームページ作成会社のメリット、デメリット
 〇 ホームページ作成に関することを総合的にお願いできる。
 〇 特定の業種やウェブマーケティングなどの得意分野を持った会社がある。
 × 不得意分野がある会社もある。
 × フリーランス、個人事業主に依頼するよりも高い。

フリーランス、個人事業主

依頼できる仕事は限られるが安い

近年、クラウドソーシングが盛んになり、マッチングサイトなどを活用してフリーランスや個人事業主の方に仕事を依頼しやすくなりました。ホームページ作成を請け負うフリーランス、個人事業主は比較的多く、中には実績や経験を持った方もいます。フリーランス、個人事業主の利点のひとつは、価格が安いことです。ホームページ作成費用をなるべく安く抑えたい場合は、良い選択肢のひとつになると思います。価格が安い反面、個人で業務を行っていることが多いため、仕事の範囲が限られていたり、仕事を継続して依頼できなかったりすることがあります。また、ホームページ作成の中でも、コーディングなどの作業を請け負う方が多いため、企画や進行管理を自社で行わなければいけないことがあります。自社にマーケティング部署やホームページ運営の部署がある場合、作業の依頼先としてフリーランス、個人事業主の方に力を借りるのも良い方法だと思います。

フリーランス・個人事業主のメリット、デメリット
 〇 価格が安い。
 〇 実績や経験を持った方もいる。
 × 依頼できる仕事が限られることがある。
 × 仕事を継続して依頼できないことがある。

自社でつくる

無料でもつくれるが挫折もある

依頼先ではありませんが、ホームページを作成する方法のひとつとして、自社でつくるという選択肢があります。会社の中にマーケティング部署やホームページ運営部署があったり、ホームページを作成できるスタッフの方がいたりすれば、外部の会社などに依頼する費用を抑えられます。人件費はかかりますが、社内の情報を収集しやすく、細かい要望まで取り入れることもできます。近年では比較的簡単に自分でホームページを作成できるツールやサービスが増えており、低価格で利用することができます。ホームページ上に広告が入ったり、機能が制限された状態だったりしても問題なければ、無料で利用することもできます。途中で挫折してしまい、ホームページをつくりきれなかったという話も少なくありませんが、ある程度の時間と知識があれば、最も安くホームページを作成できる方法です。

自分でつくるメリット、デメリット
 〇 価格が安い。無料の場合もある。
 〇 社内の情報を集めやすく、要望を取り入れやすい。
 × 無料又は低価格の場合は、機能が制限され、品質が劣ることがある。
 × 途中で挫折することがある。
 × 時間がかかる。

その他(デザイン会社、システム開発会社、印刷会社、動画作成会社、など)

主軸の事業の強みを活かせる

その他の依頼先としていくつかご紹介します。ホームページ作成会社以外にもデザイン会社、システム開発会社、印刷会社、動画作成会社などがホームページ作成を請け負っていることがあります。これらの会社もホームページ作成会社の一種として考えることもできますが、元々は別の事業を主軸にしていて、後発でホームページ作成の事業に参入しているケースが多く見られます。このような会社は、主軸の事業がホームページ作成においても得意分野となり、デザイン会社ならデザインやブランディングが得意だったり、システム開発会社ならシステムを導入した動的なホームページを構築するのが得意だったりします。得意分野以外の作業に関しては、別の会社に外注したり、進んでは請け負わなかったりすることもあります。例えば、ホームページ作成事業に参入した印刷会社が、システム開発を必要とするホームページ構築が苦手だったり、システム開発会社がデザイン力を求められるホームページ作成は苦手だったりすることもあります。作成するホームページに必要となる技術やノウハウを持った会社を、依頼先の候補にしてみるのも良いと思います。

その他の会社のメリット、デメリット
 〇 主軸事業の技術やノウハウを活かせる。
 × 主軸事業以外の技術やノウハウが足りないことがある。

ホームページ分類の軸

ホームページの目的

適切なホームページ作成会社を選定するために、ホームページの分類を行います。ホームページを分類する軸としてホームページ作成の目的を考えていきます。ホームページ作成において最も大事なのは目的です。どんな成果を得たいのかを明確にすることで、適切な依頼先を選定することができるようになります。ホームページ作成の目的にはいろいろあると思いますが、例えば、会社案内や名刺代わりとしてホームページを持つ場合、会社の信頼性を伝えることや商品・サービスの認知を広げることが目的になります。ホームページを積極的に営業活動に役立てたい場合は、商品の販売による売上獲得やサービスに関する問い合わせ獲得などが目的になります。他にも求人案内による人材採用やユーザーサポートによる顧客生涯価値の向上など、さまざまな目的や役割があると思います。

ホームページの主な役割と目的

役割 目的目的
会社案内、名刺代わり会社や商品・サービスの認知拡大、信頼性向上広報
商品・サービスの販売売上獲得営業
商品・サービスの宣伝引き合いの獲得、見込顧客の獲得営業
セミナーやイベントの告知見込顧客の顧客化営業
求人案内求職者からの応募獲得、人材採用その他
ユーザーサポート顧客満足度の向上、顧客生涯価値の向上その他

ホームページの規模

ホームページを分類するもう一つの軸として、ホームページの規模を考えます。まず、ホームページの規模について目安を提示しておきます。一般的に、ホームページの規模は予算で語られることが多いですが、ここではページ数を基準にしたいと思います。システム開発の有無や広告などのマーケティング施策によって予算は大きく変わりますが、目安として100ページ以上のホームページを大規模なホームページとして考えます。システム開発やマーケティングに工数がかからないホームページでも、100ページを超えるコンテンツがあると掲載する情報は多くなり、チームで構築する規模になります。

ホームページ規模の目安
ホームページ規模の目安

ホームページ作成を依頼できる会社にも大小あり、請け負える仕事の規模が異なります。大手のホームページ作成会社であれば、大規模なホームページ作成も請け負うことができますが、小規模な会社やフリーランス、個人事業主の場合、大規模なホームページを請け負うことができないこともあります。小規模な会社でも協力会社などに業務を外注して、大型の案件を手掛けていることもありますが、実際に手掛けた業務内容を確認することをおすすめします。

ホームページ作成の目的を達成するためには、依頼先にホームページを完成する実力がなければいけませんので、ホームページの規模は、分類の大事な軸になります。

ホームページの分類とおすすめの依頼先

ホームページの分類

ホームページの目的と規模を軸にしてホームページを分類すると以下のようになります。

ホームページの目的 × 規模

※ホームページの規模は、100ページ以上を大規模、100ページ未満を中小規模の目安にしています。システム開発の有無やマーケティング施策などによって規模は変わります。

A 広報目的の大規模ホームページ

広報を目的とした大規模なホームページは、掲載する情報が多く、ホームページ作成に関わる人の数も多くなります。例えば、コーポレートサイトをつくる場合、依頼主である会社側も複数の部署が打ち合わせに参加しますし、ホームページを作成する会社側も案件を統括する役割の人をはじめ、設計などの上流工程からコーディングなどの下流工程まで複数の人が関わります。

この規模のホームページでは、企画立案をするウェブプロデューサーや要件をまとめたり、ホームページ作成の進行管理業務を行ったりするウェブディレクターが必要となります。中規模以上のホームページ作成会社なら、案件を指揮するウェブプロデューサーやウェブディレクターが担当者として付くはずです。小規模な会社の場合、企画をするプロデューサーが進行管理業務を行うディレクターを兼ねていたり、フリーランス、個人事業主の場合、打ち合わせの窓口となっている人が、そのままホームページの作成作業を行ったりすることも多いと思います。大規模なホームページでは、複数の作業者が関わり、作業量も大きくなるため、体制を整えられる会社に依頼した方が、品質の保たれたホームページをはやくつくれるでしょう。

依頼先を選定する際は、大規模なホームページの企画、設計、進行管理の力を見極める必要があります。提案を受けるのはもちろんのこと、依頼先の実績を見て、そのホームページの規模だけでなく、具体的にどんな仕事を担当したのかを確認するといいでしょう。手がけたホームページとして紹介されていても、進行管理業務だけを行っていて、実際につくった会社は別の会社であることもよくある話です。社内にホームページ運用の専門部署やマーケティング部署がある場合は、作成作業を行っている会社に依頼した方が細かい要望を伝えられることもあると思います。発注する側の体制によっても最適な依頼先は変わってくるので、依頼先の業務スタイルを確認すると良いでしょう。

<おすすめの依頼先>
 ● 中規模以上のホームページ作成会社
  ・大規模なホームページの企画、設計から作成作業までワンストップで請け負える。
  ・価格は比較的高めだが、品質の高いホームページが期待できる。

B 営業目的の大規模ホームページ

営業目的かつ大規模なホームページは、ホームページ作成の中でも最も工数を必要とする分類になります。広報目的の大規模なホームページと同様に掲載する情報が多く、尚且つ販売や集客のための施策が必要になります。ホームページ作成を依頼する会社側は、担当者だけでなく、掲載する情報を持つ部署やスタッフの方にも協力をもらうことになります。ホームページ作成会社側も、案件を統括する役割の人から企画、設計、コーディングスタッフなど、多くの人が案件に関わることになります。また、認知拡大や信頼性向上を目的とした広報型のホームページでも必要になることがありますが、それ以上に広告、宣伝などのプロモーションが重要になります。そのため、依頼する会社側でもマーケティング部署のスタッフが担当者となり、販売促進計画などに沿ってホームページが構築されます。営業戦略に関わるホームページは、広告や他の媒体との連携が重要となり、複数の会社で協力して構築していくことがあります。協力会社との連携や社内に大規模ホームページを作成する体制が必要なことから、営業目的かつ大規模なホームページの依頼先は、中規模以上のホームページ作成会社か広告代理店がおすすめです。

ホームページ作成会社の場合、企画、設計からコーディングなどの作成作業までワンストップで請け負える会社が多くありますが、広告代理店に依頼をする場合は、実際のコーディング作業や広告の作成作業などは中小規模のホームページ作成会社に外注することがあります。広告代理店が、企画や進行管理能力に長けており、信頼できる場合は、良い依頼先のひとつになりますが、進行管理業務などに関する中間マージンはかかることになります。

いずれにしても、大規模なホームページの企画、設計、進行管理ができ、尚且つ販売や集客に関する経験やノウハウがある会社を選択する必要があります。提案を受けることはもちろんのこと、広告、宣伝などのプロモーション実績についても確認してください。大手のホームページ作成会社であっても、マーケティングが得意な会社やCMS開発が得意な会社など、いくつかの特徴があります。広告代理店においても、得意な業界や媒体などがあったりします。ホームページ作成の目的に必要な強みを持った会社を選び、複数社から提案を受けて見積りをとってみることをおすすめします。

<おすすめの依頼先>
 ● マーケティングを得意にした中規模以上のホームページ作成会社
  ・比較的価格が高くなるが、大規模なホームページの企画、設計などの上流工程を任せられるだけでなく、集客ノウハウもあり、協力会社との連携が可能。
 ● 広告代理店
  ・実作業は外注することがあるため、中間マージンがかかることがあるが、企画や進行管理業務に強い。広告に強く、広告を考慮したホームページの企画を立てられる。

C 広報目的の中小規模ホームページ

広報目的の中小規模ホームページは、比較的工数のかからないホームページになります。小規模のホームページ作成会社でも十分に請け負うことができます。高度なシステム開発などを必要としないホームページであれば、中小規模のホームページ作成会社に依頼するのが最も効率良く、適正な価格でつくることができます。但し、中小規模のホームページ作成会社には、得意分野と不得意分野がある会社も多くあります。例えば、デザインを得意にしている会社にシステム開発を必要とするホームページの作成を依頼しても、ノウハウが異なるため期待したホームページができないかもしれません。ホームページの目的と、そのために必要な技術やノウハウを持った会社を選択することが大切です。価格を重視する場合は、どこまでの品質を求めるかにもよりますが、クラウドソーシングを利用してフリーランス、個人事業主の方に安くつくってもらったり、自分でつくれるホームページ作成サービスを利用してつくったりするのも良いでしょう。この場合、ホームページ作成の進行管理や品質管理は自社で行うことがありますので、外部に支払う費用と自社スタッフにかかる人件費や時間を勘案する必要があります。また、フリーランス、個人事業主の場合、請け負える仕事に制限がある場合や仕事を継続できなくなる可能性があるので、ある程度リスクヘッジしておくも必要です。

10ページ程の小規模なホームページは、品質や価格が比較しやすいため、いくつかのホームページ作成会社の実績と価格表を比べてみることをおすすめします。但し、コンテンツの企画や、構成をまとめていく打ち合わせ工程の部分は、実績や価格表だけではわかりません。ホームページ作成費用は安いけど、打ち合わせがほとんどなく、結局、専門技術を必要とするコーディング作業以外は自分たちでやるはめになったとか、どんなページを配置するかという構成はテンプレートが決まっていて、希望のホームページがつくれなかったということもあります。また、自分でつくれる無料のホームページ作成サービスは、多少専門的な知識を身に付けないと最後までつくることができず、途中で挫折してしまうということもあります。ホームページ作成費用だけでなく、ホームページの品質や打ち合わせのしやすさも大切ですので、それらを勘案して依頼先を選択することが、満足度の高いホームページ作成につながると思います。

<おすすめの依頼先>
 ● 中小規模のホームページ作成会社
  ・フリーランス、個人事業主と比べると価格が高いが、ホームページの企画、設計から作成作業まで全て任せられる。特定の業種や分野を得意にしている会社もある。
 ● フリーランス、個人事業主
  ・進行管理や品質管理を自社で行わなければいけない場合もあるが、ホームページ作成会社よりも価格が安い。
  ・依頼できる仕事の範囲が限られていたり、仕事を継続して依頼できなかったりすることがあるのでリスクヘッジが必要。
 ● 自分でつくる
  ・機能が制限されていたり、品質が若干劣ったりすることもあるが、低価格又は無料で作成できるサービスがある。
  ・時間がかかることや途中で挫折することがあるので、事前に完成までやりきれるかを考えてから取り組むと良い。

D 営業目的の中小規模ホームページ

営業目的の中小規模ホームページは、費用対効果のバランスが難しいホームページです。営業目的の中小規模ホームページでは、数ページから数十ページ位のホームページを立ち上げ、大々的なプロモーションはかけずに、SEO対策やリスティング広告などのウェブ広告を行うケースがよく見られます。ホームページ作成自体は、中小規模のホームページ作成会社や広告代理店で作成することができますが、営業目的のホームページで重要なのは、販売や集客のための施策です。例えば、ウェブ広告を行う場合は、広告の作成や運用管理が必要ですし、ユーザーにとって有益なコンテンツをホームページ内に蓄積して、集客に結び付けるコンテンツマーケティングには、ホームページを自社で更新できるシステムと運用体制の構築が必要になります。ホームページを公開しただけでは集客できませんので、マーケティングや運営にかかる費用を考えておきましょう。

ホームページ作成自体でも、SEOの知識やウェブ広告との連携を考慮した設計ができなければいけませんので、安くつくることだけを重視するのではなく、内部設計が正しくできて、マーケティングノウハウや運用サポートの充実した会社を選ぶと良いでしょう。

<おすすめの依頼先>
 ● マーケティングを得意にした中小規模のホームページ作成会社
  ・広報目的のホームページ作成よりも予算は必要になるが、ただつくるだけではなく、SEOを考慮した内部設計技術やウェブ広告のノウハウを持っている。
 ●広告代理店
  ・実作業は外注することがあるため、中間マージンがかかることもあるが、広告などの集客施策を企画できる。

ホームページの目的と規模を軸にした依頼先
ホームページの目的と規模を軸にした依頼先

ホームページ作成の依頼先を選ぶポイント

ホームページの分類別におすすめの依頼先をご紹介しましがた、その中からどの会社を選んだら良いのかについてお伝えします。

まず、依頼先の候補が全くない場合は、検索で候補となる会社を探すのも良いでしょう。SEOが得意な会社は、検索の上位に自社のホームページを表示させることができていることもありますし、ウェブ広告のノウハウを持っている会社は、リスティング広告の上位に表示させることができていることもあります。検索の方法は、ホームページ作成に関係するキーワードで良いのですが、ひとつおすすめなのが、地域名で検索することです。ホームページは作成する時だけでなく、つくり終わってからの運営でも打ち合わせを継続することがあります。対面以外でも打ち合わせはできますが、電車で1時間以内位にある依頼先だと、訪問してくれて、細かい要望を伝えやすかったり、原稿の受け渡しがしやすかったりします。メールやオンラインでもやり取りができますので、絶対条件ではありませんが、会って話をした方が楽だと考えている方は、ご自分の会社の地域を検索キーワードにして、依頼先の候補を探すのも良いと思います。

候補がいくつか見つかったら、その会社の実績を確認してください。一般的なホームページはインターネット上に公開されており、誰でも閲覧することができます。つまり、その会社の作品を見て、依頼先を決めることができます。デザインや文章などの表面的な品質が確認できるだけではなく、ブラウザの機能やGoogleが提供しているツールなどを使うとSEO関連タグの記述内容やページの表示速度なども確認することができます。気になる会社が見つかったら、その会社が作成したホームページの品質を確認することをおすすめします。

候補が絞られたら、複数の会社に提案と見積を依頼すると良いでしょう。見積金額は安いに越したことはありませんが、金額以外にも企画内容や実際の作業内容を比べてみてください。値段は安いが、原稿となる文章は自社で全て準備しなければいけなかったり、打ち合わせの方法や回数に制限があったりすることもあります。ホームページの品質はもちろんのこと、自社の手間をどこまでかけられるかと予算のバランスを考慮することも大切です。見積依頼は3社位が妥当だと思います。

最終的な依頼先を決めるおすすめのポイントは、目的を共有できるかどうかです。ホームページはつくって終わりではなく、運営が大切になります。更新作業や改善提案を信頼してお願いできる会社を選ぶことが、ホームページを活用できるかどうかに大きく影響します。ホームページを立ち上げる目的や運営体制を説明して、それに合った提案をしてくれる会社を選ぶと良いでしょう。

依頼先選定のポイント

1.実際に作成したホームページを確認する。
2.見積書は金額だけでなく企画や作業内容を比較する。
3.目的を共有できる会社を選ぶ。

まとめ

ホームページの目的と規模を軸にしたホームページの分類を行い、それぞれの領域に合ったおすすめの依頼先をご紹介しました。ホームページ作成の依頼先は、自分たちが立ち上げようとしているホームページの目的から考えてみてください。ホームページの目的が商品の販売やサービスに関する問い合わせの獲得であれば、マーケティングの知識や経験のある会社を選ぶのが良いですし、ホームページの規模が大きければ、体制がつくれる会社を選ぶべきです。特定の業界に特化してホームページ作成を行っている会社やデザインなどの得意分野を持った会社もあります。目的に合った強みを持つ会社に依頼することが成果の高いホームページをつくる近道になります。依頼先を選ぶポイントは、その会社が実際につくったホームページを見て品質を確認することと、見積書の作業内容を比較することです。依頼先の打ち合わせのスタイルや、お願いできる仕事と自社でやらなければいけない作業が分かると、依頼先を選びやすくなると思います。そして、最終的には、ホームページの目的を共有できて、信頼して仕事を継続できる会社を選ぶことが大切です。最適なホームページ作成の会社を選んで、読者の方のビジネスが成功することを願っております。

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【執筆】
山田 雅弘
ウェブディレクター 株式会社DCT 専務取締役 行政書士
2003年株式会社DCT入社。ウェブディレクターとして20年勤務。
所属行政書士会で広報を担当。